2006年12月15日

ミラクルの舞台裏

学科の友達に会うたびに一昨日の件でいじられます。
 
まぁみなさんも気付かれてたかと思いますが、
その例の“ミラクル”の舞台裏では
ちょっとしたドタバタ劇がありました。
 
そのときの話を少しだけ。
 
 
 
このブログでもたびたび愚痴っておりますが(ごめんなさい)
我が建築学科はわりと課題に追われる日々であります。
大学4年間で、この時期(つまり2年生後期)は
一番ラクだと言われていますが(確かに俺もそう思いますが)
それでもやっぱしちょっとキツイ。
何より年末は課題提出が続くので
「あ〜ぅ〜(泣)」となるわけです。
 
建築学科2年後期は、主に2つの授業に悩まされます。
 
1つは<設計製図T>。
後期いっぱいを使って、1つの集合住宅の設計に取り組みます。
来週はその完成図面提出日。
この後期の成果が問われるときです。
同時に俺がナァナァで過ごしてたことが露呈される日でもあります。
おそろしやおそろしや。
 
そしてもう1つが<設計演習C>。
こちらは毎週ワケワカメな課題が出題されます。
課題が出題されて、その翌週に提出、
そしてその次の週に講評があります。
つまり優秀作品が講評にあがり
教授たちにいろいろ言われるわけですが、
ぶっちゃけこの課題のほとんどは
“ドローイング”のチカラ、つまりデッサンに強いと有利なのです。
あとセンスね。
 
ただ俺に関して言えば
ドローイングやセンス云々の話ではなく、
まず課題に対する“本気度”が足りないため
その作品のクオリティーはきわめて低い。
 
ただでさえ
「コイツなんで美大に行かなかったんだ!?」
みたいな子が、5時間以上もデッサンしてくるのに
俺はいまだに熱意が足りません。
もう本気の出し方なんて忘れちゃったよ〜、ってのが本音です。
だからもうこのナァナァな感じが、今の俺の本気なのかもしれません。
いわゆるダメ人間です。
腐ってます。
 
ただたまに間違いが起こります。
そう、それが一昨日の話。
 
 
<設計演習C>で先々週に出題された、
「質感空間/技術とゆー課題。
このときもおそらく140近くの人が提出したと思うんですが
その講評会が一昨日の授業で行われたんですね。
そのうち10人近くの人が講評に選ばれました。
 
<設計演習C>では、以下のような評価がつきます。
・A(エー) ⇒ 提出したらまずはこの評価(たぶん半分以上がこれ)
・A+(エープラ) ⇒ そのなかでも優秀な作品
・A++(2プラ) ⇒ さらに教授の御眼鏡にかない、講評にあがる作品(10〜20人ぐらい?)
・A+++(3プラ) ⇒ なんか教授陣が絶賛する作品。毎回2人ほど。

 
ちなみに俺は、今期はA+(エープラ)が一度だけ。
まぁあんなクオリティーの作品が講評にあがるわけないわな。
 
 
<設計演習C>は毎週水曜日の3〜5限。
でも同じく毎週水曜は18時からバイトです。
俺は<設計演習C>の間は
椅子を3つ使って横になって寝ています。
俺が講評にあがるわけないからね。
バイトのためにカラダ休めなきゃ。
ヒトの作品を遠くに眺めながら、そして講評を聴きながら
俺は浅い眠りにおちていきました。
 
A++(2プラ)の人の講評が終わり
最後はA+++(3プラ)の作品の講評。
でも俺は眠ってたから、そのA+++の講評さえ聞いてなかった。
 
TA:「え〜、次で最後の作品になりますね」
 
その声にだけは反応した。
 
俺:「(お、もうこれで終わりか。今日は早いな…)」
 
 
 
 
 
 
TA:「(学籍番号)×××番、A野クン」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
え? 
 
 
 
 
 
 
ガバッ!!(起き上がる)
 
 
 
 
 

ゴンッ!!(でも机に足をぶつける)
 
 
 
 
 
突然のことで何が何やら(苦笑)
 
そして机にぶつけた足が痛くて、ちょっと涙が出たけど
おかげで少し意識がはっきりした。
 
寝ぼけながらも、でも何となく掴めたのは
「今回の課題で俺が講評に選ばれた」
とゆーこと。
 
友達のAetBが「司!」と起こしてくれたし、間違いない。
 
 
 
 
 
でも俺、どんな作品出したっけ!?
 
やべ、
講評にあげられて教授に何か訊かれても
何も答えらんねえぞ(汗)
 
 
TA:「え〜、A野クンはいませんか??」
 
 
俺:「あ、はいはい、いますいます!(苦笑)」
 
 
 
靴まで脱いで横になって、まったりくつろいでた俺だから
こけそうになりつつも靴履きながら
あわててスクリーンの前まで歩いた。
 
講評にあがった人は前に出てきてマイクを使って
自分の作品の解説をするのだが
いかんせん俺は講評は(たぶん)はじめて。
もちろんA+++(3プラ)とかはじめて。
マイクの使い方もわからん。
 
スクリーンを前にして、自分の作品と一週間ぶりに再会。
 
あ、そーだそーだ、
俺は弓道の矢を原寸大で絵に描いたんだ。
ジャスト1mにもなる矢を。
 
マイクの使い方もよくわからんかったけど、
とりあえず挨拶をする。
 
 
俺:「え〜、(学籍番号)×××番のA野です」
 
 
教授:「学籍番号とかいらないから(笑)」
 
 
俺:「…」
 
 
慣れない講評に恥をかきながら、今回の課題内容を思い出す。
必死に思い出す。
 
 
 
そーいや俺、なんで“矢”を描いたんだっけ??
 
 
 
 
 
あ。
 
そーだ。
 
 
こんな課題だったわ。( ⇒ この記事参照)
 
 
で、
 
俺は身近な矢を選んだんだ。確か。
 
 
それでもなんか275mm×275mmの紙に描くと
なんだか迫力に欠けるから
俺はジャスト1mにもなる矢を原寸大で描いたんだよな。
うん、
そーだったそーだった。
 
 
…みたいなことをボソボソ言ってたら、
 
 
 
教授:「キミ、マイク入ってないよ?」
 
 
俺:「…。すんません」
 
 
そしてここからは、教授陣の恒例のヨイショた〜いむ★
 
 
教授A:「このあえて定規を使わずに描いたあたりがいいね」
 
…すんません、
それ定規つかったんですけど、色鉛筆がはみ出して
フリーハンドで描いたみたいになっただけです。
 
 
 
教授B:「羽根の部分は黒と白? 白は白で描いたのかな?」
 
俺:「あ、1年以上使ってる矢なので、灰色で描きました」
 
教授B:「なるほど、それなら良いね♪」
 
…ん?
 
 
教授C:「この青い部分は何でできてるの?」
 
俺:「あ、テープです。矢には各自自分のだとわかるように、色のついたテープが巻かれてるんです。それで俺は青を選んだんですけど」
 
教授C:「えらい!」
 
…え?
何が!?(苦笑)
 
 
 
とか何とか、そんな感じで講評は無事(?)終わりました。
何を言っても持ち上げてくれるので、こちらとしては助かりました。
 
そして俺が、今回なぜかA+++(3プラ)に選ばれました。
不思議なこともあるもんです。
 
ま、これでまたしばらく俺が講評にあがることはないだろーけどね。
 
 
 
 
ちなみにこの課題は、提出期限の朝に1時間弱で仕上げたもの。
その背景には
1限をサボって、もっちーに代返をお願いしたとゆーエピソードが。
だから彼のおかげでもあるんですね、実は。
 
 
とゆーわけで、「スペシャルサンクス、もっちー」でした♪
 
 
 
 
ところでこれで終わったらただの自慢話(?)なので
来週の課題内容をアップしときましょう。
 
う〜ん、優しいなぁ俺。
 
 
 
設計演習C 第8課題 「互いに素である」
 
互いに素である=は数学の「論理と集合」で学ぶ概念です。
「a、bは1以外の共通の約数をもたない自然数」
このa、b2つの関係を「互いに素」であるとよびます。
 
たとえば4と9は互いに素ですが、4と6は互いに素ではありません。
 4の約数=1、2、4
 9の約数=1、3、9 (6の約数=1、2、3、6)
 
ここで関係という言葉を、キーワードとして考えてみてください。
 
建築で扱う場所や空間も相互に様々な関係性を持ちながら存在しています。
すぐに思い浮かぶのは「主従」といった関係性でしょうか。
仮に住宅の個室を主とすれば、
物入れは従の関係にあると捉えることができます。
 
課題では「互いに素である」関係をもつと考えられる場所や空間、モノなどを表現します。
厳密に「互いに素である」必要はありません。
(数学的に互いに素である空間を記述できればそれはそれで興味深いのですが…)
一見すると不可視な関係性を表現してください。
 
■「互いに素である。」と捉えた2つの要素を、2つを同時に俯瞰する形式で、ドローイングしてください。
 1点=2面見開き
 
「互いに素である。」ことの説明するドローイングであること、表現は自由ですが、コラージュなどは不可。
 
■出題12/13 ■提出12/20 ■講評1/10

 
 
 
さてみなさん、
来週はいよいよ<設計製図T>の完成図面提出日です。
これからしばらく徹夜が続きそうですが
体調崩さないように頑張りまっしょい!!
 
 
特に一人暮らしの方は風邪に気をつけよう!
一人暮らしの病気ほど怖いものは無いのだよ。
 
(去年経験済みでございます)
posted by ざっと at 23:22| 東京 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
教授陣との会話がGOODですな〜♪

教授マルキ「えらい!!」
Posted by マルキ at 2006年12月16日 10:47
どこがどのようにえらい?(笑)
やはり教授レベルになると
もうその感性についていけませぬ(苦笑)
Posted by ざっと at 2006年12月18日 02:42
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